40代で軽度知的障害と診断され、障害基礎年金2級を受給できたケース
ご相談にいらした状況
相談者は幼少期から学習に大きな困難を抱え、周囲の子どもからいじめを受けてきました。高校は父が営む会社の支えもあり私立に進学しましたが、勉強の苦手さは変わらず、社会人になっても仕事を覚えるのが難しく、就職と退職を繰り返す状況が続きました。「何をやってもうまくいかない」という感覚に加え、友人関係も築けず、生活全般に自信を持てない状態が長年続きました。ご両親は知的な問題があると気づいていましたが、療育手帳や障害年金の制度を知らず、支援につなげることができませんでした。さらに、相談者が今後を頼りにしていた姉が病死したことで、ご両親は強い不安を抱き、病院を受診し知能検査を行ったところ軽度知的障害であることがわかりました。療育手帳を取得しましたが、障害年金の手続きが難しく、一向に進まないことから当事務所のことを知り、ご相談になられました。
社労士阪本による見解
知的障害の場合、投薬などによって「治る」というものではありません。そのため、定期的に病院へ通院するケースは比較的少なく、結果として 障害年金の制度や申請方法を知らないまま過ごしてしまう方が多くいます。
実際に、60歳を過ぎてから初めて障害年金の制度を知った、という方もいらっしゃいます。本来であれば、障害年金は 最短で20歳から申請・受給が可能 です。ところが、制度を知らずに申請をしていなかったために、最大で 40年間分の障害年金を受給できなかった ということになってしまうのです。
受任から申請までに行ったこと
知的障害の場合、病歴・就労状況等申立書は出生時から記載しなければならず、ご両親も健在であったため、就労しても仕事を覚えられず退職を繰り返してきた実態、両親の支えがなければ生活が成り立たない現状を丁寧にまとめ、審査側に相談者の困難が正しく伝わるよう作成しました。
結果
申請の結果、障害基礎年金2級(事後重症請求)が認定されました。
「制度を知らなかった」というだけで大きな損失につながる可能性があります。障害年金は権利として受けられるものなので、早めに制度を理解し、必要な申請を行うことがとても大切です。
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