うつ病で障害基礎年金2級に認められたケース
ご相談にいらした状況
先天的なことから腎臓が悪く人工透析となり、
最終的には腎移植となり数年にわたり闘病生活を送られていました。
また、母親が脳梗塞で倒れたことや、自身の病のこともあり、
うつ状態、脱力、理解・思考力低下、不眠等になり、仕事(パート)を休むようになっていったため、精神科を受診されたとのことでした。仕事も退職となり経済的に困っていたところ無料相談会のことを知りご家族でご参加されました。
社労士による見解
自殺未遂も複数回あり、精神的にも不安定な状態で症状も重く、2級以上には該当すると思いました。
ここで重要となるのが日常生活のことを医師が知っているかどうかです。
患者数も多く診察時間も短くて薬を貰ってかえるだけの状態となっている場合、
日常生活のことを把握していないケースが多いので診断書を軽く書かれてしまう可能性があり、
注意が必要です。
受任から申請までに行ったこと
病院を複数回転院されていましたので、初診日の病院で受診状況等証明書の取得を行いました。
相談者の方は現在も闘病中で行かなくなった病院へ当該証明書をお願いしに行くのは
精神的にかなり負担に感じる場合がありますので、こちらで対応させていただきました。
また、自殺未遂のことは必ず診断書に反映してもらえるようメモを渡しました。
結果
無事、障害基礎年金2級に認められました。
精神疾患の診断書は非常に複雑です。
審査に影響する項目が抜けていたり、事実と違っていたりする場合は
必ず医師に訂正してもらう必要があります。
精神疾患申請は本当に難しいので是非専門家への相談をお勧めします。
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