下行結腸癌で障害基礎年金2級を受給できたケース
ご相談にいらした状況
健康診断で大腸癌が見つかり、手術を行いましたが、半年後に癌が転移していることがわかり、現在は、抗がん剤治療を受けておられました。
抗がん剤治療の副作用の影響で以前は身の回りのことはなんとかできていましたが、最近では46時間継続して行う点滴治療や当該点滴後の疲労感や脱力感等で3日間は何もできない状況で、仕事もすることができず治療費等の金銭的な負担も大きくなり生活も困窮している状況でした。
ホームページから無料相談会のことを知りご参加いただきました。
社労士による見解
障害年金には8種類の診断書があり、癌の場合で抗がん剤・放射線治療等による副作用により倦怠感、発熱、下痢、貧血などによる全身衰弱が主な症状の場合は「その他の障害用」という診断書で提出します。
また、喉頭がんで言語障害がある場合は、「言語・そしゃく障害用」の診断書を使用します。癌の場合、症状によって診断書を使い分ける必要があります。
異なる診断書を使用しても評価されませんので注意が必要です。
受任から申請までに行ったこと
医師に診断書を依頼する際、腫瘍マーカーの結果、ステージ、転移の有無、余命、日常生活の制限などについては必ず診断書に記載してもらうようお願いしました。
また、病歴・就労状況等申立書については事前にご本人様に発病から現在までの様子を詳しくヒアリングさせていただき丁寧に作成いたしました。
結果
障害基礎年金2級に認められました。
その他の診断書は特に記載漏れが多いので注意が必要です。また、診断書欄の一般状態区分表も重要となります。
日常生活にどのような制限があるかなどを診察時に医師にあまり話さないケースだと当該項目を軽く書かれてしまうケースがあり注意が必要です。
そういうことからも専門家である社会保険労務士に相談されることをお勧めします。
新着情報の関連記事はこちら
- ADHD(注意欠如・多動性障害)で障害年金を申請するポイントや注意点を社労士が解説
- GW期間中の営業日について
- 年末年始の営業時間のご案内
- 就労移行支援事業所で障害年金の勉強会を開催いたしました!
- 10月19日(木)国際障害者交流センター(ビッグ・アイ)にて相談会を開催いたします。
- 産経新聞社「暮らしのミカタ~社会保険労務士相談室~」に阪本のインタビューが掲載されました!➂
- 産経新聞社「暮らしのミカタ~社会保険労務士相談室~」に阪本のインタビューが掲載されました!②
- 5月19日(木)にプルデンシャル生命保険株式会社にて勉強会を実施いたしました
- 2021.2 .22発行 ぎょうけい新聞社「士業プロフェッショナル」に掲載されました
- 令和3年3月分から児童扶養手当と調整する障害基礎年金等の範囲が変わります
- TVホスピタル2019年3月号vol.56の紙面に相談会告知しました
- 12月6日(木)貝塚市民福祉センターで無料相談会を開催します
- お客様の声 2017年9月
- お客様の声 2017年8月
- お客様の声 2017年7月
- 障害年金の種類
- お客様の声 2017年6月
- お客様の声 2017年5月
- 堺で障害年金の認知活動を行っています
- お客様の声 2017年4月
- お客様の声 2017年3月
- お客様の声 2017年2月
- 9月4日に産経新聞に掲載されました!
- 10月1日より、事務所移転のお知らせ
- 平成28年6月1日より代謝疾患(糖尿病)による障害の障害認定基準が改正されます。
- 【完全予約制】無料相談会開催@ビッグ・アイ(4~5月)