心室頻拍、特発性拡張型心筋症(ICD)で障害厚生年金3級を受給できたケース
ご相談にいらした状況
1年ほど前から息切れを生じるようになり、過労であると思っていましたが、休んでも回復せず、状態も酷くなったため、病院を受診。検査の結果、心室性期外収縮があり、うっ血性心不全の疑いで心臓専門の病院を紹介され、専門の病院で検査を実施したところ特発性拡張型心筋症と診断されたとのことでした。
手術が必要となり、植込型除細動器移植術を実施。ICD(植込み型除細動器)装着となりました。仕事はバスの運転手ということもあり、事故を起こしてしまう可能性があるため、退職となりました。
障害年金の手続きは、自分で進めていましたが、思うように申請が進まず、再就職も決まり仕事も忙しくなり、専門家にということになりました。
社労士阪本による見解
障害年金は、原則として初診日から1年6ヶ月経過しなければ請求することができません(障害認定日請求)。ただし、原則とあるように1年6ヶ月を経過する前に障害認定日として取り扱うことができるものがあります。
ICD(植込み型除細動器)については、装着日を障害認定日として取り扱うことになっています(ICD装着が初診日から1年6ヶ月以内の場合)。
受任から申請までに行ったこと
診断書にはICDの装着日や一般状態区分表は重要となりますので、記載漏れがないよう医師に依頼しました。また、「既存障害」「既往歴」に心臓疾患と因果関係がある場合、初診日の提出を求められる可能性があります。
これによって初診日が変更となり最初から請求をやり直しになるケースもありますので、診断書はしっかりと確認しました。
結果
障害厚生年金3級に認められました。障害年金制度は非常に複雑です。例外規定も多くあり、正しく進めていかないと診断書が無駄になってしまうケースもあります。
そういうことからも専門家である社会保険労務士に相談されることをお勧めします。
新着情報の関連記事はこちら
- ADHD(注意欠如・多動性障害)で障害年金を申請するポイントや注意点を社労士が解説
- GW期間中の営業日について
- 年末年始の営業時間のご案内
- 就労移行支援事業所で障害年金の勉強会を開催いたしました!
- 10月19日(木)国際障害者交流センター(ビッグ・アイ)にて相談会を開催いたします。
- 産経新聞社「暮らしのミカタ~社会保険労務士相談室~」に阪本のインタビューが掲載されました!➂
- 産経新聞社「暮らしのミカタ~社会保険労務士相談室~」に阪本のインタビューが掲載されました!②
- 5月19日(木)にプルデンシャル生命保険株式会社にて勉強会を実施いたしました
- 2021.2 .22発行 ぎょうけい新聞社「士業プロフェッショナル」に掲載されました
- 令和3年3月分から児童扶養手当と調整する障害基礎年金等の範囲が変わります
- TVホスピタル2019年3月号vol.56の紙面に相談会告知しました
- 12月6日(木)貝塚市民福祉センターで無料相談会を開催します
- お客様の声 2017年9月
- お客様の声 2017年8月
- お客様の声 2017年7月
- 障害年金の種類
- お客様の声 2017年6月
- お客様の声 2017年5月
- 堺で障害年金の認知活動を行っています
- お客様の声 2017年4月
- お客様の声 2017年3月
- お客様の声 2017年2月
- 9月4日に産経新聞に掲載されました!
- 10月1日より、事務所移転のお知らせ
- 平成28年6月1日より代謝疾患(糖尿病)による障害の障害認定基準が改正されます。
- 【完全予約制】無料相談会開催@ビッグ・アイ(4~5月)