うつ病で障害基礎年金2級を受給できたケース
ご相談にいらした状況
両親が外国籍であったことから、幼いときに酷いイジメにあい、学校も不登校になっていました。中学校卒業後はアルバイトをして暮らしていました。
20歳で結婚し、子供が3人生まれるも、外国籍ということで義父母から結婚を反対された経過があり、義父母からのいびりに耐えきれず、子供3人を連れて離婚。女手一つで3人の子供を育てながら休まず働いていましたが、仕事や育児のストレスから働くことができなくなり、生活保護を受けておられました。
気が付くと円形脱毛症になっており、精神科を受診したところ、うつ病と診断されたとのことでした。その後、子供が自立しお金を入れてくれることで生活保護からは抜けていましたが、経済的には非常に苦しい状況でした。
金銭的な問題もあり病院にあまり通院できないことから、うつ病が悪化し、自宅で寝たきり状態となっていました。時々、人生が嫌になり物を壊したり、暴れたりすることもあり、精神的に不安定な状態となっていました。
友人の方より障害年金があることを知り無料相談会に参加されました。
社労士による見解
鬱の状態が重く、ご自身で障害年金の手続きを進めるには、無理な状況でした。家事全般も家族が支えており、状態として障害年金に該当すると思いましたが、医師に障害年金を請求したい旨を申し出たところ、これまでの経過や生活状況がわからないので、書けないと言われたとのことでした。
精神疾患の場合、特に日常生活状況は重要項目となりますので、状況を医師に伝えていない場合は、メモなどで渡すことも必要になります。
受任から申請までに行ったこと
これまでの経過や日常生活状況を本人および家族の方からヒアリングし、医師に診断書を書く際の参考資料としました。
それから医師より連絡があり、もう少し診断させてほしいと説明があり、しばらく通院したのち、ようやく診断書を書いてもらうことができました。
結果
障害基礎年金2級に認められました。
通院歴が短い場合は、確定診断ができないことなどから診断書を直ぐに書いてもらえないケースや傷病名が○○の疑いと入るケースがあります。
精神疾患の場合は、日常生活状況をいかに診断書に落とし込めるかが重要になります。
日常生活状況を普段の通院の時に医師に話せていない場合、実態とかけ離れた内容の診断書を書かれてしまうことも珍しくありません。
そういうことからも、専門家である社会保険労務士に相談されることをお勧めします。
新着情報の関連記事はこちら
- ADHD(注意欠如・多動性障害)で障害年金を申請するポイントや注意点を社労士が解説
- GW期間中の営業日について
- 年末年始の営業時間のご案内
- 就労移行支援事業所で障害年金の勉強会を開催いたしました!
- 10月19日(木)国際障害者交流センター(ビッグ・アイ)にて相談会を開催いたします。
- 産経新聞社「暮らしのミカタ~社会保険労務士相談室~」に阪本のインタビューが掲載されました!➂
- 産経新聞社「暮らしのミカタ~社会保険労務士相談室~」に阪本のインタビューが掲載されました!②
- 5月19日(木)にプルデンシャル生命保険株式会社にて勉強会を実施いたしました
- 2021.2 .22発行 ぎょうけい新聞社「士業プロフェッショナル」に掲載されました
- 令和3年3月分から児童扶養手当と調整する障害基礎年金等の範囲が変わります
- TVホスピタル2019年3月号vol.56の紙面に相談会告知しました
- 12月6日(木)貝塚市民福祉センターで無料相談会を開催します
- お客様の声 2017年9月
- お客様の声 2017年8月
- お客様の声 2017年7月
- 障害年金の種類
- お客様の声 2017年6月
- お客様の声 2017年5月
- 堺で障害年金の認知活動を行っています
- お客様の声 2017年4月
- お客様の声 2017年3月
- お客様の声 2017年2月
- 9月4日に産経新聞に掲載されました!
- 10月1日より、事務所移転のお知らせ
- 平成28年6月1日より代謝疾患(糖尿病)による障害の障害認定基準が改正されます。
- 【完全予約制】無料相談会開催@ビッグ・アイ(4~5月)