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【泉佐野市】単身生活にも関わらず、うつ病で障害基礎年金2級を受給できたケース

ご相談にいらした状況

数年前から職場で仕事量が増え長時間労働となり、毎日が残業で帰宅が深夜になることが多く、自宅に帰ってからも緊張感が抜けず、不眠が続いていました。休日返上で仕事をすることもあり、休みはほとんど取れませんでした。

やがて体調を崩すようになり、不眠、抑鬱状態などが見られるようになりました。仕事でもミスが多くなり、上司から叱責されることが増え、心身ともに疲弊していました。

そんな折、父親が病気で倒れ、要介護状態となりました。仕事が忙しい中、父の介護も重なり1日のほとんどが緊張状態で、このような状態が半年以上続いたところで、体力気力ともに限界となり、仕事場に行けなくなりました。仕事場からは働けないなら仕事を辞めるように言われ首になり、同時期に父が亡くなりました。

父親のお葬式で様子がおかしいことを姉から指摘され、お葬式が終わった後、病院を受診したところ、うつ病と診断されました。しばらくは預金を切り崩しての生活でしたが、医師から障害年金を勧められ、ホームペーシから当センターのことを知り来所されました。

社労士阪本による見解

父親が亡くなってからは、単身で生活をしていました。

精神疾患の申請では単身生活の場合、2級以上で認められるのはかなり難しくなります。単身で生活できているのだから、日常生活可能と判断されてしまうからです。

ただし、単身生活であっても日常的に家族の援助をうけている場合やヘルパーなどの福祉サービスを受けていることによって生活できている場合は、それらの支援内容によっては2級以上で認められる可能性があります。

受任から申請までに行ったこと

単身生活ではありましたが、近所に住む姉が身の回りのこと世話をしてくれていましたので、当該事実と援助の状況を主治医に伝えてもらい診断書に反映してもらいました。

また、病歴・就労状況等申立書にも詳細に記載しました。

結果

障害基礎年金2級に認められました。精神疾患の申請では単身生活の場合、2級以上で認められるのは、かなり難しくなります。

ただし、単身生活の場合であっても、その理由(例えばDVがあり一緒に暮らせない等)によっては、審査で考慮されますので必ず診断書等に記載してもらう必要があります。このあたりは、難しい判断になりますので、専門家である社会保険労務士に相談されることをお勧めします。

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