【堺市-50代】交通事故による高次脳機能障害で障害厚生年金2級を受給できたケース
ご相談にいらした状況
3年前にオートバイで信号待ちをしていたところ 、突然後ろから車で追突され、頭部を挫傷。すぐに救急車で運ばれて一命は取り留めましたが、脳に障害が残りました。身体の傷が治り、仕事に復帰しましたが、記憶障害、注意障害、 遂行機能障害が顕著で責任のある仕事をしていましたが、とても仕事ができる状態でないことから退職となりました。これからの収入はどうしようかと家族と相談していたところ障害年金のことを知り、当センターに来所されました。
社労士阪本による見解
高次脳機能障害とは、病気 (脳血管障害、脳症、脳炎などや 、事故(脳外傷))によって脳が損傷されたために、認知機能に障害が起きた状態をいいます 。気が散りやすい、簡単なミスが多い、二つ以上のことを同時にできないといった注意障害や、日時、場所、人の名前が覚えられない 、 一日のスケジュールがわからないといった記憶障害、 会話が困難な失語症 など 脳の損傷した場所によって症状は変わってきます。これらの症状により日常生活が大きく制限されている場合、受給の可能性が高いと言えます。そのため、日常生活の様子を主治医に伝えておく必要がありますが、注意障害、記憶障害、遂行機能障害から上手く伝えられなかったりするため 、診察時には家族に同行してもらい自宅での生活状況を伝えるなどをして診断書のエラーを防ぐことが必要になります 。
受任から申請までに行ったこと
高次脳機能障害の影響から、日常生活の状況を上手く伝えられない状況でしたので家族の方と一緒に面談してもらい病歴・就労状況等申立書を作成しました。また、通院時には家族の方が一緒に同行し主治医に家庭内での生活状況を詳しく伝えていただいました。
結果
障害厚生年金2級に認められました。
精神の診断書は 、①適切な食事➁身辺の清潔保持③金銭管理と買物④通院と服薬⑤他人との意思伝達 及び対人関係⑥身辺の安全保持及び危機対応⑦社会性といった項目があり、日常生活がどれだけ制限されているのかによって障害等級が決まります。また、当該項目は単身生活を想定して主治医に記載してもらう必要があり、主治医が知らなかった、単身生活を想定して記載されなかったといったエラーが多い箇所になりますので注意が必要です。そういうことからも専門家である社会保険労務士に相談されることをお勧めします。
お問い合わせフォーム
新着情報の関連記事はこちら
- ADHD(注意欠如・多動性障害)で障害年金を申請するポイントや注意点を社労士が解説
- GW期間中の営業日について
- 年末年始の営業時間のご案内
- 就労移行支援事業所で障害年金の勉強会を開催いたしました!
- 10月19日(木)国際障害者交流センター(ビッグ・アイ)にて相談会を開催いたします。
- 産経新聞社「暮らしのミカタ~社会保険労務士相談室~」に阪本のインタビューが掲載されました!➂
- 産経新聞社「暮らしのミカタ~社会保険労務士相談室~」に阪本のインタビューが掲載されました!②
- 5月19日(木)にプルデンシャル生命保険株式会社にて勉強会を実施いたしました
- 2021.2 .22発行 ぎょうけい新聞社「士業プロフェッショナル」に掲載されました
- 令和3年3月分から児童扶養手当と調整する障害基礎年金等の範囲が変わります
- TVホスピタル2019年3月号vol.56の紙面に相談会告知しました
- 12月6日(木)貝塚市民福祉センターで無料相談会を開催します
- お客様の声 2017年9月
- お客様の声 2017年8月
- お客様の声 2017年7月
- 障害年金の種類
- お客様の声 2017年6月
- お客様の声 2017年5月
- 堺で障害年金の認知活動を行っています
- お客様の声 2017年4月
- お客様の声 2017年3月
- お客様の声 2017年2月
- 9月4日に産経新聞に掲載されました!
- 10月1日より、事務所移転のお知らせ
- 平成28年6月1日より代謝疾患(糖尿病)による障害の障害認定基準が改正されます。
- 【完全予約制】無料相談会開催@ビッグ・アイ(4~5月)