障害者雇用枠でフルタイム就労中(厚生年金)に、うつ病、注意欠陥性障害、自閉スペクトラム症で障害厚生年金2級を受給できたケース
ご相談にいらした状況
幼少期から人とのコミュニケーションが得意でなく、人を怒らせてしまったり、空気を読めず場違いなことを発して、虐められることが多かったとのことでしたが、極端に学校成績が悪くもなく発達障害であると指摘されることはありませんでした。コミュニケーションは苦手でありましたが、大学を卒業し就職しました。
就職してからは、学生の時と違い人とのコミュニケーションが必要な場面が増え、電話対応ができない、相手の気持ちも汲みながら仕事をすることができず上司や同僚を怒らせてしまったり、何度注意されても納期を忘れたり、上司からの指示の内容が理解できないなど、人とのコミュニケーション等が問題となり、社内での立場が悪くなっていくことで悩みはじめ、思考も停止し、憂うつ気分も強くなり2年半で会社を自主退職となりました。
その後、再就職しましたが、人とのコミュニケーションの壁が高く、周囲となじめない、仕事が上手く回らない、指示された重要な仕事を忘れてしまうなどといった状況が続き、仕事を続けることができなくなり退職となりました。再就職してもコミュニケーションの問題と注意欠陥などの理由で仕事を失敗するケースが続いたことから発達障害を疑い、病院を受診することになりました。
医師から注意欠陥性障害、自閉スペクトラム症と診断され、2次的にうつ病も併発しているとのことでした。医師から障害者手帳を勧められ取得し、現在は障害者雇用枠で仕事をされていました。
社労士による見解
精神疾患では労働ができている場合、受給はかなり難しくなりますが、就労支援施設や障害者雇用により援助のもとでの就労の場合は、福祉的な取り扱いとなり、審査上、考慮してもらえることになります。
精神の障害に係る等級判定ガイドラインでも「就労系支援サービス(就労継続支援A型、就労継続支援B型)及び障害者雇用制度による就労については、1級又は2級の可能性を検討する。就労移行支援についても同様とする」となっています。
受任から申請までに行ったこと
障害者雇用で厚生年金の被保険者となっている場合は、審査側でそれを把握しているわけではなく、厚生年金に加入しているので、フルタイム就労できていると判断されます。
そのため診断書には『障害者雇用』であることの記載や就労上の援助の状況は必ず診断書に記載してもらう必要があります。
ここに漏れが無いように、また就労上多くの制限がありましたので、詳細に記載してもらうよう医師に依頼しました。
結果
障害厚生年金2級に認められました。
現在、厚生年金加入中での請求となると診断書の就労状況の欄は重要となります。空欄になっているケースも見受けられますので、注意が必要です。
また、自閉スペクトラム症がある場合、病歴・就労状況等申立書の作成は生まれた時から作成する必要があり、大きな苦労が伴います。
そういうことからも専門家である社会保険労務士に相談されることをお勧めします。
発達障害・知的障害の最新記事
- 【堺市20代女性】最初の病院から3番目の病院までカルテ廃棄のため初診証明が取得できなかったが、自閉症スペクトラム症で障害基礎年金2級を受給できたケース
- 【寝屋川市】軽度知的障害及び広汎性発達障害から二次的にうつ病を発症し、障害年金2級を受給できたケース
- 注意欠如・多動性障害で障害基礎年金2級を受給できたケース
- 30歳を超えてから軽度精神遅滞と診断され、障害基礎年金2級を受給できたケース
- 50歳で中度精神遅滞と診断され障害基礎年金2級を受給できたケース
- 40歳を超えてから軽度知的障害と診断され、正社員で働きながら障害基礎年金2級に認められたケース
- 38歳で広汎性発達障害と診断され障害基礎年金2級を受給できたケース
- 双極性感情障害、ADHD、自閉スペクトラム症で障害厚生年金3級を受給できたケース
- 40歳後半で精神遅滞により障害基礎年金2級に認められたケース
- 軽度知的障害があり別に統合失調症も発症していたことから、就労中(厚生年金加入中)にも関わらず障害厚生年金2級を取得、年間約100万円受給できたケース
- 広汎性発達障害で障害基礎年金2級に認められたケース
- 自閉スペクトラム症で障害基礎年金2級に認められたケース
- パニック障害で過去に不支給。診断名の変更により知的障害(精神遅滞)で障害基礎年金2級に認められたケース
- 軽度知的障害で障害基礎年金2級に認定されたケース
精神疾患の最新記事
- 【堺市-20代】双極性障害で障害基礎年金2級が決定し2年遡及が認められたケー ス
- 【堺市-40代】休職期間中に双極性感情障害で障害厚生年金2級を受給できたケース
- 【柏原市-50代】初診日の病院でカルテが廃棄されていたにも関わらず、うつ病で障害厚生年金3を受給できたケース
- 【堺市-50代】うつ病で休職中に申請し障害厚生年金2級を受給できたケース
- 初診日却下から社会的治癒が認められ、うつ病及びパニック障害で障害基礎年金2級を受給できたケース
- 【堺市20代女性】最初の病院から3番目の病院までカルテ廃棄のため初診証明が取得できなかったが、自閉症スペクトラム症で障害基礎年金2級を受給できたケース
- 【泉大津市】初診日が15年以上前で自分が准看護師として働いていた病院が初診日と認められ、精神病症状を伴わない重症うつ病エピソードで障害厚生年金2級を受給できたケース
- 【泉佐野市】単身生活にも関わらず、うつ病で障害基礎年金2級を受給できたケース
- 【堺市】最初は不安障害と診断されたが、躁うつ病を併発し、障害基礎年金2級を受給できたケース
- 【寝屋川市】軽度知的障害及び広汎性発達障害から二次的にうつ病を発症し、障害年金2級を受給できたケース
- 【堺市】統合失調症で障害基礎年金2級を受給していたが、更新時は就労したことで支給停止になるも、支給停止解除申請により、障害基礎年金2級を再び受給できたケース
- 【大阪市】就労移行支援事業所に通所しながら統合失調症で障害基礎年金2級を受給できたケース
- 【堺市】休職期間中に申請し、躁うつ病で障害厚生年金3級を受給できたケース
- 突発性全般性てんかんで障害基礎年金2級を受給できたケース
- 最初の病院が社会的治癒となり、統合失調症で障害厚生年金2級が認められたケース
- 注意欠如・多動性障害で障害基礎年金2級を受給できたケース
- 双極性感情障害で障害厚生年金2級を受給できたケース
- 心疾患の疑いで受診した病院が初診日となり、うつ病で障害基礎年金2級を受給できたケース
- 病院のパソコン記録で初診日の証明が認められ、うつ病で障害基礎年金2級受給できたケース
- ナルコレプシーから統合失調症を併発し、障害厚生年金2級を受給できたケース
- うつ病で障害厚生年金2級を受給が決定し離婚後離れて暮らす子の加給年金も認められたケース
- 統合失調感情症で障害厚生年金2級が決定し、2年遡及が認められたケース
- うつ病で障害基礎年金2級を受給できたケース
- 50歳で中度精神遅滞と診断され障害基礎年金2級を受給できたケース
- うつ病で障害基礎年金2級を受給できたケース
- 最初は解離性障害と診断されたが、診断名の変更があり、統合失調症で障害共済年金2級を受給できたケース
- 社会的治癒で初診日が変更となり、うつ病で障害基礎年金2級が決定し、5年遡及も認められたケース
- うつ病で再審査請求により障害厚生年金3級に認められ、5年遡及が認められたケース
- 40歳を超えてから軽度知的障害と診断され、正社員で働きながら障害基礎年金2級に認められたケース
- 38歳で広汎性発達障害と診断され障害基礎年金2級を受給できたケース
- うつ病で休職期間中に障害共済年金2級に認められたケース
- 統合失調症で障害基礎年金2級を受給できたケース
- 就労支援B型で就労中に社交性不安障害もあるうつ病で障害基礎年金2級を受給できたケース
- 就労支援A型施設で就労しながら、うつ病で障害厚生年金2級が決定し、2年遡及も認められたケース
- 入院中に妄想型統合失調症で障害厚生年金2級を受給できたケース
- 双極性感情障害、ADHD、自閉スペクトラム症で障害厚生年金3級を受給できたケース
- 中等症うつ病エピソードで障害厚生年金2級に認められ、年間約200万円を受給できたケース
- うつ病で障害厚生年金3級から額改定請求し障害厚生年金2級に認められたケース
- 40歳後半で精神遅滞により障害基礎年金2級に認められたケース
- 初診の病院が廃院していたにも関わらず、うつ病及び強迫性障害で障害基礎年金2級を取得できたケース
- うつ病で障害厚生年金2級に認められ、年間約200万円を受給できたケース
- 当初は不安障害でしたが、診断名変更となり、うつ病で障害基礎年金2級を受給できたケース
- うつ病で障害基礎年金2級に認められたケース
- 軽度知的障害があり別に統合失調症も発症していたことから、就労中(厚生年金加入中)にも関わらず障害厚生年金2級を取得、年間約100万円受給できたケース
- うつ病エピソードで障害厚生年金2級に認められ、年間約220万円を受給できたケース
- 3号特例納付による記録を年金確保支援法による手続きにて記録の訂正を行い、うつ病で障害基礎年金2級に認められたケース
- 子供の加給年金が20歳まで支給されたケース
- うつ病で障害厚生年金2級に認められ、年間約120万円を受給できたケース
- 双極性障害で障害厚生年金3級を受給できたケース
- 初診時のカルテは廃棄されていたにも関わらず、てんかんで障害厚生年金2級と認められ、年間約145万円を受給できたケース
- 軽度知的障害、うつ病で障害基礎年金2級に認められたケース
- 就労中にも関わらず、てんかんで障害厚生年金3級と認められ、5年遡及も決定し遡求額約310万円を受給できたケース
- うつ病で障害厚生年金2級を取得、年間約130万円を受給できたケース
- 初診日の病院が廃院していたにも関わらず、障害厚生年金3級を取得できたケース
- 統合失調症及びうつ病で障害基礎年金2級を受給できたケース
- 躁うつ病で障害厚生年金2級と認められ遡及額260万円を受給できたケース
- 初診日の病院でカルテ廃棄していたにも関わらず、救急搬送記録により初診日が認められ、てんかんで障害厚生年金2級を受給できたケース
- 初診日の病院が閉院していたにも関わらず、第三者証明により統合失調症で障害基礎年金2級を受給できたケース
- 広汎性発達障害で障害基礎年金2級に認められたケース
- うつ病で障害厚生年金2級を取得、認定日時点は障害厚生年金3級と認められ1年遡及額125万円を受給できたケース
- 双極性障害で障害基礎年金2級に認められ、約160万円の遡及も決定したケース
- うつ病で障害共済年金2級に認められ年間160万円を受給できたケース
- うつ病で障害厚生年金2級に認められ、約210万円の遡及も決定したケース
- うつ病で障害基礎年金2級に認められ年間140万円を受給できたケース
- うつ病で障害基礎年金2級に認められ年間150万円を受給できたケース
- うつ病で障害厚生年金2級を取得、認定日時点は障害厚生年金3級と認められ遡及額360万円を受給できたケース
- うつ病で障害基礎年金2級に認められたケース
- うつ病で障害基礎年金2級に認められたケース
- うつ病で内科医作成の診断書を使用し、障害基礎年金2級を取得、5年遡及も認められ遡及額約400万円を受給できたケース
- うつ病で障害厚生年金2級を取得、認定日時点は障害厚生年金3級と認められ遡及額330万円を受給できたケース
- 統合失調症による障害者雇用枠でのアルバイト就労期間中に障害厚生年金2級を取得、年間約147万円を受給できたケース
- 双極性感情障害で障害厚生年金2級を取得、年間約130万円を受給できたケース
- 解離性障害で障害基礎年金2級と認められ、5年間遡及出来たケース
- うつ病で障害厚生年金2級を取得、年間約135万円を受給できたケース
- 持続性気分(感情)障害で障害基礎年金2級に認められたケース
- 自閉スペクトラム症で障害基礎年金2級に認められたケース
- 双極性感情障害で障害厚生年金2級を取得。年間約140万円を受給できたケース
- うつ病で休職期間中に障害基礎年金2級に認められたケース
- パニック障害で過去に不支給。診断名の変更により知的障害(精神遅滞)で障害基礎年金2級に認められたケース
- 軽度知的障害で障害基礎年金2級に認定されたケース
- うつ病で障害基礎年金2級に認定され、5年遡及で約400万円を受給できたケー ス
- 精神疾患による受給事例