自閉スペクトラム症で障害基礎年金2級に認められたケース
ご相談にいらした状況
ご両親の方からご相談があり、幼少期の頃に言語発達の遅れが見られ、病院へ行ったところ発達障害と診断されたとのことでした。
小学校入学後も他人とのコミュニケーションが苦手で集団生活が困難な状況であり、場の空気を読むのが苦手とのことでした。施設の方からは、支援学校を勧められたのですが、親の期待もあり普通学校に進学し大学も卒業されておられました。
就職については、筆記試験は合格するものの、面接試験では、コミュニケーション能力の低さを指摘され、不採用となる状況が続いておりました。
社労士による見解
自閉スペクトラムの症状は、おもに社会性やコミュニケーション能力の欠如です。
他人の気持ちを読み取ることができない、他人と会話をすることができない、人付き合いができない等、これらの症状があることによって労働や日常生活が制限されている場合、認められる可能性か高いです。
受任から申請までに行ったこと
日常生活の状況を細かくヒアリングし、医師に当該状況を診断書に反映させてもらうよう資料を作成しました。
自閉スペクトラム症の場合、コミュニケーション不足なこともあり、医師に日常生活の状況等を上手く伝えることが出来ないケースが多いためです。
そのため、ご本人様以外にもご家族等の方の協力も必要となります。
結果
無事、障害基礎年金2級に認められました。
自閉スペクトラム症の場合、幼少期には通院はしていたものの年齢が上がるにつれ通院しなくなるケースがあります。そのため医師に症状を伝えられていないケースが多く見受けられます。
また、診断書を作成してもらっても実態と比べて非常に軽い内容になってしまったり、間違った病名で書かれてしまうことも珍しくありません。
そのような事態を避けるためにも、まずは専門家へご相談ください。
新着情報の関連記事はこちら
- ADHD(注意欠如・多動性障害)で障害年金を申請するポイントや注意点を社労士が解説
- GW期間中の営業日について
- 年末年始の営業時間のご案内
- 就労移行支援事業所で障害年金の勉強会を開催いたしました!
- 10月19日(木)国際障害者交流センター(ビッグ・アイ)にて相談会を開催いたします。
- 産経新聞社「暮らしのミカタ~社会保険労務士相談室~」に阪本のインタビューが掲載されました!➂
- 産経新聞社「暮らしのミカタ~社会保険労務士相談室~」に阪本のインタビューが掲載されました!②
- 5月19日(木)にプルデンシャル生命保険株式会社にて勉強会を実施いたしました
- 2021.2 .22発行 ぎょうけい新聞社「士業プロフェッショナル」に掲載されました
- 令和3年3月分から児童扶養手当と調整する障害基礎年金等の範囲が変わります
- TVホスピタル2019年3月号vol.56の紙面に相談会告知しました
- 12月6日(木)貝塚市民福祉センターで無料相談会を開催します
- お客様の声 2017年9月
- お客様の声 2017年8月
- お客様の声 2017年7月
- 障害年金の種類
- お客様の声 2017年6月
- お客様の声 2017年5月
- 堺で障害年金の認知活動を行っています
- お客様の声 2017年4月
- お客様の声 2017年3月
- お客様の声 2017年2月
- 9月4日に産経新聞に掲載されました!
- 10月1日より、事務所移転のお知らせ
- 平成28年6月1日より代謝疾患(糖尿病)による障害の障害認定基準が改正されます。
- 【完全予約制】無料相談会開催@ビッグ・アイ(4~5月)