脳出血で障害厚生年金3級と認められ、4年遡及も決定し遡及額約480万円を受給できたケース
ご相談にいらした状況
奥様からホームページを見たとのことでご相談がありました。
お話を伺ったところ、ご主人が仕事から帰宅後、突然、身体の右側が麻痺し、急に話すことができなくなったため、異変に気付いた奥様が救急車を呼び病院に搬送されたとのことでした。
病院でCT検査を実施したところ、左被膜出血が見つかり、幸いにも命に別状はありませんでしたが、右片麻痺と高次機能障害が残ったとのことでした。長年の功績があったため、仕事は続けることができましたが、営業職から簡易な事務職へ職務変更となり給料も大幅に下がってしまったとのことでした。
障害年金や障害者手帳のことは、医師から全く説明がなく4年が経過していました。
何か公的な補助は無いのか調べていたところ当センターのことを知り、無料相談会に参加されました。
社労士による見解
右半身の麻痺に加え、高次機能障害の影響があり、仕事は簡単な事務作業でしたが、今聞いたことを覚えたり、人に伝えたりすることができないなど記憶障害の影響が大きく、コミュニケーションを扱うような仕事は出来ない状態でしたので、障害年金は受給できると判断しました。
受任から申請までに行ったこと
高次機能障害による記憶障害や失語症の影響から具体的な日常生活状況などを医師に伝えることが難しいため家族から日常生活や仕事の状況を入念にヒアリングし、当該状況を資料としてまとめ、医師に診断書を作成する際の参考資料としてお渡ししました。
結果
障害厚生年金3級に認められ年間約110万円の受給が決定し、4年遡及も決定し遡及額約480万円を受給することができました。
肢体の診断書は関節可動域、筋力も重要項目ですが、日常生活における動作の障害の程度も重要項目です。高次機能障害により日常生活や仕事の状況を医師に上手く伝えることできず、当該項目が軽く書かれてしまうケースがあります。
そういうことからも専門家である社会保険労務士に相談されることをお勧めします。
新着情報の関連記事はこちら
- 年末年始の休業について
- ADHD(注意欠如・多動性障害)で障害年金を申請するポイントや注意点を社労士が解説
- GW期間中の営業日について
- 年末年始の営業時間のご案内
- 就労移行支援事業所で障害年金の勉強会を開催いたしました!
- 10月19日(木)国際障害者交流センター(ビッグ・アイ)にて相談会を開催いたします。
- 産経新聞社「暮らしのミカタ~社会保険労務士相談室~」に阪本のインタビューが掲載されました!➂
- 産経新聞社「暮らしのミカタ~社会保険労務士相談室~」に阪本のインタビューが掲載されました!②
- 5月19日(木)にプルデンシャル生命保険株式会社にて勉強会を実施いたしました
- 2021.2 .22発行 ぎょうけい新聞社「士業プロフェッショナル」に掲載されました
- 令和3年3月分から児童扶養手当と調整する障害基礎年金等の範囲が変わります
- TVホスピタル2019年3月号vol.56の紙面に相談会告知しました
- 12月6日(木)貝塚市民福祉センターで無料相談会を開催します
- お客様の声 2017年9月
- お客様の声 2017年8月
- お客様の声 2017年7月
- 障害年金の種類
- お客様の声 2017年6月
- お客様の声 2017年5月
- 堺で障害年金の認知活動を行っています
- お客様の声 2017年4月
- お客様の声 2017年3月
- お客様の声 2017年2月
- 9月4日に産経新聞に掲載されました!
- 10月1日より、事務所移転のお知らせ
- 平成28年6月1日より代謝疾患(糖尿病)による障害の障害認定基準が改正されます。
- 【完全予約制】無料相談会開催@ビッグ・アイ(4~5月)